『性器ヘルペス』は、男性よりも女性の方が多い病気です。男女比は１：２だといわれています。女性の感染者は、男性の感染者の２倍いる、ということです。

『性器ヘルペス』は、女性の方が症状が強く、激痛のある場合も。特に、初めて『性器ウイルス』になったときは、おしっこをするときに激痛が走ることもあり、非常に苦しいものです。初めて『性器ヘルペス』にかかった場合は、『ヘルペスウイルス』の抗体がまだ体の中にありません。そのため、体がヘルペスウイルスにほとんど抵抗できず、症状が重くなってしまうことが多いわけですね。

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また、女性が『性器ヘルペス』になると、身体の弱い人の場合、なかなか治らないことがあります。特に、生理が重い人は、身体が弱りやすいので、生理のたびに、『性器ヘルペス』のウイルスに負けやすいわけです。しかし、きちんと治療すればよくなりますので、根気強く病院に通うようにしましょう。

性器ヘルペスは中にも出来る？

『性器ヘルペス』は、外側から見えるヴァギナの部分だけでなく、膣の中にも出来るので注意が必要です。

男性の場合は、ペニスに出来るので発見もしやすいです。しかし膣の中に出来ていると、外から見ただけでは分かりません。

『性器ヘルペス』に初めてかかると、症状が重くなりやすく、おしっこをしているときに痛みがあったり、熱が出たりします。そのようなときは、『性器ヘルペス』である可能性があるので、病院にいくようにしましょう。

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『性器ヘルペス』のウイルスを持っていても、70％の人には症状は出ません。そのため、『性器ヘルペス』のウイルスを持っている心当たりのある方は、性病の検査キットで調べましょう。

性器ヘルペスと子宮頚部

女性は、『性器ヘルペス』になると、男性よりも痛くなることが多いです。その理由の一つとして、ヴァギナ周辺だけでなく、膣や、膣と子宮の間である子宮頚部にも『性器ヘルペス』が感染する可能性があるためです。

『性器ヘルペス』が子宮頚部にできると、歩いているだけでも激痛の走ることがあります。

性器ヘルペスと乳児

『性器ヘルペス』の原因ともなる『ヘルペスウイルス』を持っている人は、日本人の半分近くです。そのため、『性器ヘルペス』はそれほど怖い病気ではありません。身体が弱って再発しないよう気をつける程度で大丈夫です。

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ただし、出産のときに『性器ヘルペス』が再発して水ぶくれができていると、赤ちゃんが危険なので注意が必要です。

水ぶくれの中には、『ヘルペスウイルス』がたくさんつまっています。そのため、出産のときに、『ヘルペスウイルス』が赤ちゃんに移ってしまう可能性があるんですね。

赤ちゃんにうつってしまうと、赤ちゃんに『ヘルペスウイルス』が感染して、脳炎や肺炎になることもあり、『新生児ヘルペス』と呼ばれます。赤ちゃんが『新生児ヘルペス』になると、半分の確率で亡くなり、生き残ったとしても、重い障害が残ってしまいます。

出産のときに『性器ヘルペス』になっているときは、帝王切開をして、水ぶくれに赤ちゃんが触れないように出産することになります。